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歯冠長の長いCAD/CAM冠の症例

更新日:2023年3月28日



​高齢の患者様に多いのが、歯冠長が長くCAD/CAM冠ブロックやジルコニアディスクに入りきらないというケースです。こちらはCAD/CAM冠のブロックに設計したクラウンが入らなかった症例です。


上の写真は、上顎右側2番の保険CAD/CAM冠という指示で設計しました。口腔内スキャナー(プライムスキャン撮影・exocad設計)でこれだけ深い縁下マージンもスキャンできるため、設計したクラウンの歯冠長をミリングマシンで計測すると1.43cmとなりました。ミリング予定であったクラレノリタケ社の刀アベンシアN(前歯用)CAD/CAM冠ブロックは14×14×18mmの大きさですが、歯冠長は14mmの方向しかミリングできないため0.03cm足りず明らかにブロックに入りません。対応可能であれば、別メーカーで最大14.5mmの幅のものがありますが、ミリングバーの挿入方向によってはある程度の余裕が必要になりこのブロックでもミリングできる保証はありません。

結果、担当医にメールで事情を説明させていただき、CAD/CAM冠ではなくフルジルコニアクラウンへの変更をお願いすることになりました。


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